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愛情

 最近、選手との会話、行動の中から家族の愛情を感じることが多い。

 先週、ある選手が腰を痛め、お母さんが持っていた腰用のベルトを貸してもらい学校へ来た。選手に「それ、着けると助けになるか?」と聞いた時「はい、少し楽になります」と教えてくれた。お母さんの優しさが半分以上彼を助けてくれたと思える笑顔を見た時、家族の愛情を感じた。彼は警察官になる予定だ。

 ある日、選手と電車移動の時、本学に入学する経緯について話を聞いた。その時の決断や家族との相談の話など色々聞かせてもらった。その話の途中、家族のイメージが私の頭の中にふっと浮かんだ。「お母さんは優しい人だろ?」と聞いた時、「はい」と素直に答えた。優しい顔をしていた。彼はプロサッカー選手を目指している。

 サッカーを通して集まった仲間たちがこのチームを去る時、様々な方から頂いた愛情を推進力にしてほしいと思う。そして、自分たちが持っている愛情をあの時もらった安らぎの様に誰かに分けてほしいと思う。

 親愛なる選手よ、サッカーに学業に、チームメイトに愛情を注げ。そして家族、支えてくれた全ての人々へ、それを広げよう。


チームマネージャー・松永道敬