2010試合日程・結果関東大学リーグ

2010 関東大学リーグ 第4節

第4節 2010年4月28日 17:50 三ツ沢公園陸上競技場
vs 筑波大学
○ 2 - 0

4月28日(水) 2010 関東大学リーグ戦 第4節
神奈川大学 2 - 0 筑波大学 (17:50/三ツ沢公園陸上競技場/250人)

【得点者】
12分 工藤 隼人
70分 廣川 一樹(成田 進太郎) 

【スタメン】
GK21 平田 涼(4年/横浜市立東高校)
DF13 三原 向平(3年/尽誠学園高校)
DF4 佐藤 貴則(4年/藤沢西高校)
DF15 成田 進太郎(3年/横浜FMユース)
DF8 澁谷 嶽(4年/秦野高校)
MF7 鈴木 将也(4年/逗葉高校)
MF6 佐々木 翔(3年/城山高校)
MF18 廣川 一樹(2年/麻布大学附属渕野辺高校)
MF17 工藤 隼人(3年/日本大学藤沢高校)
FW11 村岡 拓哉(2年/日本大学高校)
FW24 小倉 大輔(2年/水戸短期大学附属高校)

【リザーブ】
GK12 高橋 拓也(3年/日本大学藤沢高校)
DF2 佐藤 拓(4年/横須賀高校)
MF14 大和 葵(4年/国見高校)
MF20 沖宗 亮真(3年/厚木北高校)
MF22 粟冠 光平(3年/成立学園高校)
FW10 田村 聡(4年/座間高校)
FW19 木原 将(3年/前橋育英高校)

【交代】
78分 鈴木 将也 → 田村 聡
82分 廣川 一樹 → 大和 葵
90+1分 小倉 大輔 → 粟冠 光平

【戦評】
 開幕3連敗スタートとなってしまった神大だったが、4戦目にしてついに今季初勝利を手にした。立ち上がりは中盤をコンパクトにして、前線からの積極的な守備でボールを拾い、人数をかけたショートカウンターを繰り出す。3分、小倉のセンタリングに村岡が頭で合わせ、6分には鈴木将のクロスを村岡が頭で落とし、そのボールを小倉がシュート。さらに8分、澁谷 のセンタリングは一度DFにクリアされるも、そのこぼれ球を鈴木将が右足を振り抜く。10分には村岡のスルーパスを受けた工藤が右足でシュートを放つ。いずれのシュートもゴールには結びつかなかったが、怒濤の攻撃を見せる。そして12分、右サイドのFKにキッカーはレフティーの工藤。ファーサイドに蹴ったボールは、バーギリギリでゴールに吸い込まれ先制点をゲット。先制点を挙げてからは、全員で守備の意識を高め、前線の選手が自陣深くまで戻って守備に奔走。前半、相手に7本ものシュートを浴びるも、GK平田のファインセーブやバーにも救われ、前半を1-0で折り返す。
 後半はさらに守備の時間が増えるも、廣川の長短自在な縦パスからチャンスをつくっていく。67分、中盤で相手のクリアボールを拾った村岡がドリブルで仕掛ける。DFラインを突破しGKと一対一の状況から、浮き球のシュートを狙うもGKの手が触れCKへ。70分、その左CKにキッカーは鈴木将。ゴールに向かうクロスのこぼれ球に成田進が落とし、後方から走り込んだ廣川が右足を振り抜く。低い軌道のボールがゴールネットに突き刺さり、追加点をもぎ取ることに成功。2点リードとなった神大だが、浮き足立つことなく全員が高い守備意識を維持した。90分間集中力、運動量ともに落とさなかった神大が、筑波大を無失点で抑え勝利を収めた。

【コメント】
・木村 哲昌監督
「2点ともセットプレーからの得点ではあったが、3試合無得点だったので『どんな形であれ1点でも点が入れば流れは変わる』と選手には言ってきました。ただ蹴るだけではなく、しっかりつないでいこうという中で、ポゼッション率もちょっとは上がったんじゃないかなと思います。守備では筑波大はポゼッション率が高いので、一対一とワンツーにしっかりついていくこと。ゴール前で体をぶつけようという、単純なサッカーを単純にやろうとしました。今日の試合で一番よかった選手を挙げるとしたら、平田じゃないですかね。昨年までは関東リーグに出れる選手ではなかったが、4年生になって初めて試合に出て結果を出してくれる。ああいう選手が出てきてくれることは頼もしいですね」

・佐藤 貴則主将
「流れがいいときに先制点が取れて、それで立ち上がりをしっかり守れたのが勝因ですね。後半も立ち上がりをしっかりやろうと話していて、その中で追加点も取れたのでいいゲームになりました。セットプレーから2点取れましたが、練習をしているので自信があった。あとは流れの中から点を取れるように、決定力を上げていきたいです。(無失点の守備について)平田は最高ですね。チームを盛り上げてくれるし、安定しているので。次節の明治大戦ですが、昨年の結果にとらわれずに、しっかりと気持ちを入れてやらないといけない。今日みたいなサッカーができれば勝てると思うので、勝ちにいきたいです」

・工藤 隼人
「めっちゃ疲れました。立ち上がりは中盤をコンパクトにして、セカンドボールを拾って、筑波大は中からしか来ないことがわかっていたので、中をやらせないように意識しました。サイドに追いやって固めてっていう繰り返しだったので、体力的にキツかったです。(FKの得点シーンは)蹴ったときはちょっと高めになったかなと思ったんですけど軌道を見たら、『これもしかしたら...』で入っちゃいました(笑)でも、守備と運動量の部分はまだまだです。あと、ゴール前で何かができればいいですね。次節の明治大も上手いチームなので、守備の時間が多くなって体力的にキツい相手ですが、勝ちにいきたいです」

・廣川 一樹
「結果が欲しかったので、点が取れてよかったです。翔くん(佐々木)が守備で負担してくれている分、点を取ったり、得点に関わるプレーを意識しています。クサビを入れて、そこからワイドに展開するっていうのをイメージしていたのですが、今日はちょっとミスがありましたね。ミスをするとそこからカウンターを食らってしまうので、そこは今後の課題として直していきたいです。(得点シーンは)止まって見えました(笑)。進太くん(成田)がボールを持ってこっちを見ているのがわかったので、ダイレクトで打ちました。次節も点を取れるようにがんばります」