スタッフブログ

【2023シーズン加入内定者】新井直登(4年/ 川崎市立橘高校)インタビュー


2023シーズン松本山雅FCへの加入が内定した、4年新井直登。

いつも明るく、後輩たちからも慕われる彼。

そんな後輩たちへの想いと、今の率直な気持ちを語ってくれました。
ぜひ、貴重な選手の本音をご覧ください!

------------------------------

僕が神大を選んだ理由は「自分自身が求めているチーム像に一番当てはまっている」と感じたからです。

実際に先輩方はとても優しく笑顔で接してくれる人たちが多かったので、すぐにチームに馴染むことができたし、神大を好きになりました。

ただ、もちろんサッカーの技術は凄い人ばかり。入学してすぐに試合に絡めるだろうと考えていましたが、現実はそう甘くなく「今の自分ではトップチームに入れない」と納得してしまっていた1年目でしたね。

20221207100057.jpg
そして翌年からは、新型コロナウイルスの影響であらゆる活動に制限がかかる状況に。グラウンドでの活動が再開してからも、自分が納得できる状態には程遠い期間が続きました。

時には心が折れそうになったけど、この期間を諦めずに乗り越えたことで変なプライドを捨てることができたし、サッカー選手としても、人としても、一回り成長できたのかなと今では思います。

20221207102815.jpg
最高学年になった今、自分の進路についてはもちろん、神大は4年以外(1~3年)が全寮制になるなど組織としての変化も大きく、4年ながらに悩み、難しい1年間でしたね。

でもどんな変化や悩みがあろうと、チームを上に引っ張っていくのが最高学年。

僕はチームを鼓舞したり、キャプテンシーを発揮していくことは得意ではないですが、後輩との距離が近く、慕ってくれる後輩も多かったので「上の学年と下の学年を繋ぐこと」を意識して生活していました。

20221207102741.jpg
そんな本当に紆余曲折あった4年間でしたが、今回松本山雅FCから内定をいただくことができました。

後数ヶ月経ったら、見ていた側から見られる側に変わると思うとすごくワクワクするし、その分恐怖心もる。あくまでスタートラインに立っただけなので、これからも謙虚な気持ちを忘れずに努力していきます。

20221207103910.jpg
そして、僕みたいに「今は名の知れていない選手でもプロサッカー選手になれた」ということが、子供たちに夢や希望を与えるきっかけになったら嬉しいです。

そのためも、一年でも長くプロサッカー選手としていられるように活躍し、たくさんの指導者や母校の誇りと思われるような存在になりたいと思っています。


最後になりますが、かわいい後輩たちへ。

20221207104038.jpg
まず関東二部に復帰させることができなくてごめんな。冗談でいろんなこと言ってたけど、俺は本気で上げたかったし本当に悔しい。

来年、俺たちが成し得なかった「関東二部昇格」をみんなに託した。お前たちならやれると信じてる。

四年間なんかあっという間だぞ。後悔だけはするなよ。
きついことばっかりだけど、終わってみれば全部いい思い出だし、笑い話になるから!だから辛い時こそ笑って過ごせよ、頑張れ!俺も頑張る。

新井直登