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この時期

こんにちは!
さぁいよいよ今日からサッカー部の全体練習が再開します!
天皇杯メンバーは、ひと足先に活動を再開させていますが。

今日は、この季節を迎えて思い出す、私の1つの体験談を話します。


私が高校3年生の頃の話です。

私たちは、長く続いていたインターハイ兵庫県予選の連覇を、ストップさせてしまった年でした。
さらに、その後の7月には、関西プリンスリーグの大一番、ガンバ大阪ユースとの準決勝にも負けてしまいました。
インターハイへの出場がなくなり、なんとしても関西の2枠を勝ち取って、高円宮杯全国大会への出場権を得たかったのです。
チームは落ち込むかのように思われました。

しかし、私たちはわずかな可能性を信じました。
というのも、インターハイとほぼ同じ時期に行われるクラブユース選手権。その大会で、ガンバ大阪もしくはヴィッセル神戸が全国優勝すれば、高円宮杯の関西枠が繰り上げとなる。
私たちは、全力で関西プリンスリーグの3位決定戦に挑み、セレッソ大阪ユースに快勝しました。
その後、幸運にもガンバ大阪がクラブユース選手権を制覇し、私たちも全国大会への切符を得ることができました。
秋に行われる高円宮杯に向け、夏休みの間は本当にチームがまとまっていきました。
そして高円宮杯本戦では、それが爆発しました。
優勝までたどり着きました。

自分の体験談を話すのは苦手ですが、この経験を誇りにしているし、なによりも可能性を信じて全力を尽くすことが、報われることもあるのだと知りました。
夏を通して、私たちは這い上がることに見事に成功したのでした。

スポーツにしても勉強にしても、恋愛にしても、このようなことが言えるケースは多いのではないでしょうか。

長々と失礼しました。


アシスタントコーチ・建部恭平