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B級ライセンス(ファイナル編)

 いよいよバルセロナvsマンチェスターUの第2戦が始まる。前期と大きく違うのは写真を見れば一目瞭然。そう、ユニフォームを作ったのだ。岐阜でスポーツ店を営む人(HPはこちらブログも必見!)がいたので、その人に依頼。忙しい中ほとんど儲けもない状態にもかかわらず素晴らしいユニフォームを作ってくれた。しかも1人1人ネーム入り。世界に1つだけのオリジナルユニフォームだ。後期の初日に手にした時は嬉しくて仕方なかった。

 ちなみに、背番号の希望も聞いてくれた。バルセロナってことで第1希望を「21」、第2希望を「14」でお願いしておいた。両方好きな番号で、「21」はルイス・エンリケ、「14」は言わずと知れたヨハン・クライフの背番号である。結局、希望が通り背番号は「21」だった。一方のマンUは・・・「名簿の上から順番に番号ふってって。」という鶴の一声で機械的に背番号が割り振られた模様・・・(汗)

CIMG2960.JPG マンチェスターU

バルセロナ

CIMG2962.JPG

 さて、試合の前にバルサvsマンUでセットプレーゲームを行った。CKやFK、スローインを含めて1チーム15回の攻撃。何点取れるかを競った。いわば前哨戦。結果は・・・。

 我々バルサの勝利!みんな高い集中力を保ち、失点を防いだ。PKもGKがファインセーブし、こぼれ球も大人気ない反応で蹴り出した。このシーンはプロの本気が垣間見れた・・・。

 攻撃時にはなんとか得点に絡めた。左サイドから送ったクロスから得点が生まれた。どうやら自身の調子は良さそうだ。試合に向けて準備は整った。

 ここで状況をおさらいしておこう。第1戦、マンUホームでの試合は3-2でマンUが勝利した。バルサホームの第2戦でマンUは引き分け以上で勝ち、バルサはアウェーゴールのアドバンテージがあるとは言え、勝たなければならない。我々はゴールを奪い、勝つというミッションが課せられた。

 それを成し遂げるため、このオフ期間にかなり強力な補強も行った。元日本代表CBを獲得し、守備の強化を図ることができた。強力な助っ人を得たバルサは第1戦のリベンジを果たすべくキックオフ直後から積極的に攻め込んだ。一方のマンUは、ある種開き直ってしっかりと守備を固めてきた。「引き分けでもいい」という大人のサッカーを展開。それでも時折するどいカウンターを見舞ってくる・・・。前半だけでもヒヤッとしたシーンが何度か。第1戦ではシュート3本で3失点した我々バルサ、「これはマズイッ!!」と思ったシュートもあったが、この日のウチのGKは違った・・・。現役時代(元プロ選手です)を彷彿とさせるかのような反応を見せゴールに鍵をかける。

 前半を0-0で折り返すと、両チーム選手交代をし後半に臨む。第2戦もキャプテンを任されたが、前半でお役御免となった・・・。チームの勝利を信じ、後半は副審として試合を支えた。

 後半は外から見ていたので余裕もあり、様々なプレーがよく見えた。まず、第1戦の超ロングシュートを再現するかのようなシーンがあった。マンUのGK、そしてシュートを放ったバルサの選手共にあの時と同じ。今回はその時よりもわずかに距離が遠かったが、それでも狙った・・・。みんなあの時の記憶がよみがえる。「ま、まさか!?また!?」ボールはグングン飛んでいく。副審の位置から見ていると、ゴールの高さを越えるほどでもない。マンUのGKを見ると・・・やっぱり前に出てる!余裕がありそうには・・・見えな~い!こ、これは・・・(汗)

 マンUのGKが背走しながらジャンプ!ボールには・・・届かない!が、ボールはゴールの横に外れていった・・・。その瞬間、その場にいた全員がなんとなくホッとした気がする。後で聞いた話では両者共に前回のシュートが常に頭の中にあったようだ。「アイツ狙ってんな。」「あ、前に出てる。」そんなことをずっと意識していたようで、我々にはわからない戦いが繰り広げられていたのだった。試合後にそんな話を聞いてみんなで大爆笑だった(笑)

 試合のほうは、いよいよ得点が必要なバルサだったがいまいち決定的なチャンスを作れずにいた。運動量とボールキープでは上回りながら、最後のところで噛み合わずシュートまで持ち込めない。一方のマンUは必死に耐えながらいざとなったらドリブルを駆使してフィニッシュまで持ち込む。マンUにとって最大のチャンスは後半も残りわずかとなった時。左サイド深くまで切り込みクロスを上げると、ここぞとばかりに右SBが飛び込んできた。虚を突かれたバルサDF陣はマークに付けなかった。クロスはピンポイントで合わされ、至近距離からどフリーでのヘディングシュート!万事休す・・・。誰もがゴールを確信したが、ただ1人諦めていない男がいた。

 あたり損ないではない。しっかりミートされたヘディングシュートは確実にゴールの枠をとらえていた。しかしそこにこの男はいた。信じられない反応でボールに跳びつき、見事にシュートストップ!決まったかに見えたシュートを掻き出したのは、この日セットプレーゲームから神がかり的なセーブを連発していた我らの守護神だった。第1戦、シュート3本で3失点の汚名を返上して余りある活躍。GKは"当たり"出すと止まらないとはよく言うが、まさにその通りだった。

 こんなスーパーセーブを見せられて奮起しないバルサではない!ギリギリで踏ん張ってくれているDF陣に応えるためにもゴールを!

 しかし相変わらず前線のバランスが今一つ噛み合わない。外から見ていてポジションの修正が必要だと思った。でも、副審の身で口出しはできないし監督は選手として出場しているので指示など出せそうにない。このまま時間が過ぎるのを待つしかないのか・・・。

 その時だった。交代してすでにベンチに退いていたチームの最年長が「○○と●●、お前らポジション代われ~!」と指示を出してくれた。それは理想的な采配だった。自分自身のイメージ通りの采配を見事に振るってくれた。さすが経験豊富なベテラン。この人も元日本代表CBと共に獲得した助っ人である。補強は正解だった。

 このポジションチェンジをきっかけにバルサ攻撃陣の歯車が噛み合ってきた。しかし残された時間はあとわずか。ゴールを奪うことはできるのか・・・!?

 ・・・と、クライマックスを迎えたバルサvsマンUの第2戦。次回に続くっ!!(TVドラマみたいにじらします♪)

まっちゃん